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「もっともくわしい動物の薬の本」

ナオミ

ナオミ

動物病院で処方される薬ってどういう薬なのか
気になりませんか?
私はずっと気になっていました。

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↑ 「もっともくわしい動物の薬の本」

こちらは、どんな症状の時にどんな薬が必要で、
どんな副作用が考えられるかなど詳しく書かれた本です。

薬だけではなく、病気のこと、生態のこと、
動物の健康のことが総合的に解説してあって、
読み物としてもとても読み応えがあります。

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ウサギなど、エキゾチックアニマル(犬猫以外のペット)
についてもちゃんと書かれています。

本の内容は、覚えておきたいことがたくさんありました。

まず、エキゾチックアニマル用に
開発された薬はほとんどないということ。
うさぎには、ほとんどが効能外使用となります。

効能外使用というのは、
製薬会社が安全や効果を確認しておらず
基本的には使用を認めていないという意味。

獣医さんが処方する薬の多くはもともと人間用なのですね。
同じ哺乳類であるイヌネコは体のしくみが人間に近いため
効果や副作用には大差がないそうですが、
うさぎは草食動物なので人間とは体のしくみが異なります。

つまり気を付けてうさぎに合う
薬を選ばないといけないということでしょう。
もちろんそれは獣医さんが選んで下さるわけですが、
飼い主も知識があるといいですよね。

うさぎに使用する薬で、
特に注意が必要だと思ったものがこちらです。

●抗菌薬(抗生物質)
うさぎに安全に使用できるものが限られているため細心の注意が必要。

●副腎皮質ステロイド薬
高用量や長期間与えると副作用をもたらす可能性がある。

●ノミダニなどの殺虫薬
フィプロニル(商品名フロントライン)は重大な副作用がある。

●鎮痛薬
うさぎはストレスに弱いため積極的に使用するのが良い。

ストレスはくすりの効果に影響を及ぼします。
温度や湿度、人が与えるストレスなど
様々な要因で薬が効果を示さないこともあるそうです。
病院から帰った後のケアは大事だな思いました。

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(今日の話しは難しいね・・・?)

もらう可能性が高い
消化管うっ滞(=機能的イレウス)
の治療薬をメモしておきましょう。

消化管機能改善薬(メトクロプラミド)
商品名 : 動物用テルペラン、プリンペラン、
アノレキシノン、エリーテン、テルペラン、
フォリクロン、プラミール、プリンパール、ペラプリン

食欲増進薬(シプロヘプタジン)
商品名 : イフラサール、サイプロミン、
シプロヘプタジン、ペリアクチン、

それにプラス、補液(水分やミネラルの補給)



もっともくわしい動物の薬の本―錠剤・液剤・滴下剤から注射剤まで
単行本: 511ページ
出版社: 学習研究社 (2008/12)


ほんの一部だけ紹介しましたが、
511ページの分厚い本です。
大事なことがた~くさん書いてありました。

家に置いておきたいのですが
現在アマゾンの古本で7千円弱。
定価が3800円なのでだいぶ高いですね。
再販してくれないかなぁ・・・!

今回は図書館で借りたので、
また必要になったら借りたいと思います。

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いつもありがとうございます。世界中のうさぎさんが幸せでありますように❤

Comments 12

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ぼたん母

たかーーーーい!私も今みたけど、ブックオフでアマゾンより安かった・・・でも在庫無かった、ような気がする~(--)~図書館にあるの?私もみてみようかなぁ。うちは毎日薬飲んでるからどんなのを飲んでるか見てみたい

かんな

まさしく今日、ソアホックで抗生剤・抗菌剤もらってきました。
そうかぁ、うさぎさんの薬の実情ってそうなんですね。

しかし、よく見つけましたね。
意識的に探してるんですか?
ナオミさんの勉強熱心にはいつも頭が下がります。

大葉ですが、一度食べつくしちゃったら、次まで時間かかります?
だっふるさんが大葉大好きなので、できればスーパーのクタクタの大葉より、新鮮な大葉を食べさせたいんですが...。

SANO

こんばんは。

511ページとは結構な厚みですね。
定価7千円ってこれはなかなか・・
さすがにちょっとお高いですよねぇw

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ちこまま

わあ、この本、いいですね〜
私自身、ペニシリン系の抗生物質の副作用で酷い目にあった事があって、薬には人一倍敏感なんです。
ペニシリンがいざというときに使えないと大変だよと医師に脅されビクビクしてます。

ちこに薬を飲ますときも、大丈夫かなあと半信半疑だったんですよ。
やっぱり、うさぎさんの薬なんて、そんなもんなんですね。
いつも犬猫が優先なんだなあ。
この本、ペットがいる家には、一家に一冊必要ですね。
でも、高すぎる〜‼︎

へたうま

基本、犬猫ですよね。主治医も、かなりうさぎの勉強をしてくださっている方ですが、情報や数値の参考は、犬猫、または馬なんかからとって、経験から判断されているようです。
ウチ、実は家ではぐに薬を飲ませたことが、食滞で死に掛けた時の数日間だけなんです。
悩むと、すぐに病院に行ってしまい、処置をしてもらうと、はぐ、回復がとても早くて。嬉しいことなんですが、本兎も飼い主も投薬に慣れていないので、シニア期に入るこれからが心配です。

ナオミ
ぼたん母さんへ

私もブックオフ見て、やった!と思ったら在庫なしでしたね(-_-;)

膿瘍のページを見ると、一般的に使う抗菌薬が
エンロフロキサシン、レボフロキサシン、クロラムフェニコール。
膿を液体状にする薬がエンカリゾチーム。
治療が長期に及ぶと耐性菌が発生する可能性を考慮し、
薬を変える必要が生じる場合があるので医師と治療計画を・・・と記載があります。

ナオミ
かんなさんへ

そうでしたか~ソアホックだと、抗生物質もらうことになりますよね。
でもお薬があればきっと今より良くなるでしょう。
治療がんばってくださいね!(^^)!

獣医学系の本は、あまり素人向けのがないので意識的に探してます。
探してるので、あなたへのおすすめとかでもよく出てきます(笑)

大葉はまだ食べつくしたことがないんですよ~。
すごい勢いで育ちますよ。今は他の野菜と交代で出してるので、余ってるくらいです。
毎日食べるなら二株あるともっと安心かも。

ナオミ
SANOさんへ

こんばんは。
手に持つと辞書みたいな感じです。
こういう本は買う人が少ないから高くなるんだと思いますが、
古本なのに値段が吊り上がって手が届きません~(;^ω^)

ナオミ
鍵コメさんへ

ここでは初めてです。ありがとうございます~(^^)
でも他の方のブログで絡んだことなどはあるかと思います(^^ゞ

発売された当時に買っていれば良かったなと思いますが
こういう本は本屋さんの店頭に置いてるわけでもなく、見つけるの難しいですね。

そんなことがあったのですか。
獣医さんのお話し、いたたまれないですね。
効く薬があるのに使えないなんて、、自分の子の話しだったら発狂しそう(/_;)
薬は開発にも認可が下りるにもお金や時間がかかるから
動物のためにはそういうことまでしてくれないんでしょうね。
そういう制度、少しずつ変わることを願いたいですね。

それぞれの動物用に使える薬も開発してほしいですね!

ナオミ
ちこままさんへ

返信が遅れてすみません~。
人間にも抗生物質はありがたい薬だけど副作用も怖いですよね。
ちこままさん酷い目にあったことがあるんですね。大変でしたね(>_<)
最初からうさぎ用に作られる薬なんてほとんどないのでしょうね。
実験には使われてるのにひどい話ですが。
結局人間の薬と成分が同じなので、自分用にも役立つ本かもしれません。
3800円の定価でも十分高いのに、値上がりしてるのは痛いです(^^;

ナオミ
へたうまさんへ

返信が遅れてすみません~。
ペット関連の産業はすべてが犬猫中心ですね。
獣医さんも製薬会社のデータがない中で
お薬を選ぶのは難しい場合もあるんじゃないかなぁと想像します。
やっぱり犬猫、それに馬まで?他の動物を参考にしてるのですね(^^;

病院に行くのが早いと、注射して家に帰るともう元気ですものね。
はぐちゃんお薬の味はどうかな?シソに巻いて食べてくれたらいいですね!(^^)!